以前、大阪の私立小学校の校長先生に、
『幼児教育を考える ~子育てワンポイントアドバイス~』というテーマで、エッセイをお願い致しました。
※今現在、子育てをされておられる皆様のご参考になるのではないかと考え、掲示しております。
第1回目は、箕面自由学園小学校の原誠治 元校長先生の『孫から学ぶ』を、
第2回目は、追手門学院小学校の津田克彦 元校長先生の『ルーティーン』を、
第3回目は、城南学園小学校の山北浩之 元校長先生の『何のために勉強するの?』を、
第4回目は、香里ヌヴェール学院小学校の赤野孝一校長先生の『息子をとおして学んだ「我が家」の大切さ』を、
第5回目は、帝塚山学院小学校の文田雅夫 元校長先生の『その子はその子らしく』を、
第6回目は、はつしば学園小学校の志磨和雄 元校長先生の『「安定根」の上にひろがりを』を、
第7回目は、四條畷学園小学校の北田和之 元校長先生の『「できないこと」思考から「できること」思考へ』を、
第8回目は、アサンプション国際小学校の坂本清美 元校長先生の『親元を離れるときに』です。
皆様、どうぞご覧下さい。
『賢い子・伸びる子どもに』 幼児教育を考える~子育てワンポイントアドバイス~≪第3回目≫
城南学園小学校 山北 浩之 元校長先生
『何のために勉強するの?』
「子どもの『何のために勉強するの?』という質問に対して、どのように答えられますか。
お考えをお書きください。」
これは、本校の平成二十二年度 第一次入学試験において、
受験者の保護者の皆様にお答え頂いたアンケートの項目の一つです。
さて、皆様は、どのようにお答えになるでしょうか。
私の大好きな寅さんは、シリーズ四十作目の「寅次郎サラダ記念日」という映画の中で、
大学受験に失敗し、思い悩む甥の満男さんの質問にこのように答えています。
満男「人間は何のために勉強するのかなあ?」
寅「つまり、あれだよ。ほら、人間、長い間生きていりゃあ、色々なことにぶつかるだろう。
な、そんな時、俺みたいに勉強していない奴は、この、振ったサイコロの目で決めるとか、
その時の気分で決めるよりしょうがない。
ところが、勉強した奴は、自分の頭できちんと筋道を立てて、はて、
こういう時はどうしたらいいかなと、考えることができるんだ。」
かつて、「日本人」と「勤勉」はセットであり、国際社会でも、「日本人の勤勉さ」は
疑われることはありませんでした。
しかし、現在「勤勉なる日本人」は神話と化し、「学び嫌いの日本人」という実態が日本を侵食しています。
「学ぶ意欲」とは、未来への希望と表裏一体です。学ばない人間、向上心を持たない人間は、
自分の明日を今日よりも良い日だと信じることができません。
「生きる力」とは、「学ぶ意欲」とともにあるものです。
ゲームや携帯電話・バラエティ番組が、「生きる力」を与えてくれるわけではなく、
努力して磨き、身につけた技によって現実を生き抜く力となるのです。
子どもたちと接する全ての大人の責任として、どこかで時代の空気を変え、
地に足の着いた「積極的に学ぶ構え」が当たり前の空気に戻したいものです。
☆『賢い子・伸びる子どもに』 幼児教育を考える~子育てワンポイントアドバイス~に関しまして、
ご意見、ご質問等がございましたら、「大阪プレイスクール 山口」 までお問い合わせ下さい。
★城南学園小学校ホームページ
http://www.jonan.ac.jp